大学のスクーリングで臨床心理学を学ぶ。母として思うこと
こんにちは!
アンブレラです。
日曜日、大学のスクーリングに行って来ました。
9時から17時40分まで一日しっかりと授業を受けてまいりました。
臨床心理学の基礎を学んでいるのですが、途中教科書に載っている事例を読んでどういうところが問題なのか、どう考えたかなど意見交換の場を設けてもらったりしたのでわりとあっという間に終わった気がします。
話し合った事例はいくつかあったのですが、親が子に与える影響って大きいんだなと改めて考えさせられました。
事例の一部ですが、
言葉の遅れを指摘された5歳頃の男児では自閉傾向・精神遅滞がベースにあるものの、家出を繰り返す母親の元であまり愛情を受けていなかった背景があったため、心身の発達に障害をもたらしたとの見方をしているということでした。
話は少しそれますが、私は長男が発達障害と診断されたときこんなことを思っていました。
「そっかぁ。いくら私が努力してもこの障害は治ることがないし、自分が親として変わろうとしていたことも無駄だったんだな。」
こんな風に考えたのでした。
よく発達障害のお子さんを育てていらっしゃる親御さんは「育て方のせいじゃなかったんだ」と分かりホッとした。なんて事を見聞きしていたのですが、私の場合は逆でした。
育て方のせいじゃなければ、手立てがないと絶望したのでした。
実際はそんなことはないようです。
長男も確実にゆっくりでも成長しています。
今の状態は診断された当初に描いていた絶望的状態よりはるかにマシな状況であり、いい意味で期待を裏切られています。
どの子もその子なりに確実に成長していくようです。
より良い状態に成長していくためには適切な対応が不可欠なわけですが。
では、適切な対応って?自分の気持ちが辛くなってきたら?って感じなのですが、まだまだ私は手探り状態です。
親としてのスキルがもう少し高ければもっと長男らしく伸びてくれたかと思いますが、これからも私も一緒に成長していきたいです。
話は戻りますが、教科書に載っていた事例の男の子のその後はカウンセリングを重ね
親子にも変化が生じ、母親も積極的に子育てしていくようになったそうです。
すると、言葉も徐々に増えて性格も明るくなっていったそうです。
親の関わり方が子供に影響するというのが良く分かる事例だったと思います。
最近長男は学校で辛いことや我慢しなきゃいけないことが続いてるようで
家で荒れています。
弟に当り散らしてみたり、私のことを「おまえ!」と呼んでみたり・・
親である前に人間ですから、やりたい放題の子供に暴言を吐きたくなるのですが、(実際暴言吐いてるかも;)こんなときこそ試されているのかもしれませんね。
教科書に「育児は育自」なんて書いてありましたが、まさにその通りなんだろうなと頷きたくなる話でした。
お読みいただきありがとうございました。